【書評】林 真理子 著 中島ハルコの恋愛相談室の感想

【書評】林 真理子 著  中島ハルコの恋愛相談室の感想

●女性は、年代ごとに悩みがある生き物。

女性は、年代ごとに悩みが出てくる生き物だと思います。

美に対して、結婚に対して、子供に対して、親に対してなどです。

なかには、誰にも悩みを言えず、1人で抱え込み、もんもんと過ごす人もいるのでは、ないでしょうか。

私も、その中の1人です。

30歳を超えてから、自分の体の変化、仕事のこと、結婚のこと、子供を生む事に対してのリミットを感じ、焦っていました。

真理子先生 中島ハルコの恋愛相談室(文藝春秋)では、悩みを抱えた全ての女性に、読んで欲しいと思う本です。

林 真理子先生が、女性の悩みや本音を言葉を使って輪郭を与えて、下さっています。

私は、女性は共感性を求める生き物だと思っていますが、その共感性に強く引っかかる本では、ないでしょうか。

先生が世代を超えながら、生きているからこそ、表現ができる言葉達に、どれだけ救われたか、いち読者として感謝しきれません。

ここからは、本のネタバレに関する内容にもなるかもしれないので、

まず本読みたい方は、本を読んだ後にこのブログを読んでいただけると幸いです。

●本音が言えない時代だから、痛快キャラ 中島ハルコが斬る!

時代劇の水戸黄門とか、暴れん坊将軍を知っている人はいますでしょうか。

勧善懲悪の世界で、最後に悪者を水戸黄門や、暴れん坊将軍が斬るお話で、スカッとするお話です。

小説 中島ハルコの恋愛相談室は、それに近いと考えています。

小説のキャラ 中島ハルコが、女性の悩みをバッサバッサと斬って、行くのです。

読みすぎて本の装丁がボロボロです 涙

特に、私が好きなお話しが、下記になります。

①ハルコ、パリで熱弁をふるう

②早くもハルコが語る

③ハルコ母娘を割り切る

④ハルコ、主婦を叱る

①は、もう1人の主人公 菊池いづみのアラサーの恋愛、年代の話しに、共感できる人は多いのではないでしょうか。

②キャリアウーマンのアラサーには、身を包まれる話です。仕事と恋愛が、中途半端な自分に、中島ハルコからの往復ビンタの応酬です!笑

③親離れに関して言われる事が多いですが、子離れの事にふれた小説は、少ないのではないでしょうか。私の親も60代位で、介護のくだりなどわかるなぁと しみじみ。最終、自分の人生なので生きたいように生きようとメッセージがしみます。

④父が定年になった時、毎日家にいる父に対しての母の愚痴と似た事がかかれていて、世代の共通の悩みなのねと思いました。

●続編もある! 中島ハルコはまだ懲りてない!!文庫もあるよ!

喝を入れてくれた、中島ハルコの恋愛相談室には、続編があります!

それが、中島ハルコはまだ懲りてない!(文藝春秋)です。

ハルコ節、健在です!

特に、好きな話がハルコ、離婚に反対するです。離婚予定の家庭には、ありそう!と心の底から思いました。

普段表面に出せないけど、人間の中ある黒くてぎらっとしたモノを感じました。

あと年代が一緒の菊池いづみが、幸せになってくれたのも嬉しかったです。

中島ハルコシリーズですが、文庫もあります

1巻目の中島ハルコの恋愛相談室が、文庫になっています!

タイトルが、少し変わっています。

最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 (文春文庫)

最高のオバハンが付いている笑笑!!

まずは、文庫本からご購入いかがでしょうか。

●小説が苦手ならば、漫画もある!

実は、中島ハルコの恋愛相談シリーズ漫画もあります!

東村アキコ先生がハイパーミディ 中島ハルコ(マーガレットコミックス)として、書いています!

私が、好きな会の①ハルコ、パリで熱弁をふるう②早くもハルコが語る  も漫画にされていてました。原作に忠実に書かれていて、原作ファンから、してもとても嬉しいのではないでしょうか。

東村アキコ先生は、アラサー女子達を悶絶させて、ドラマ化もされた

漫画 東京タラレバ娘の著作の先生です!

ハイパーミディ中島ハルコでも、ビシバシ健在です!笑笑

●これからの時代を生きる女性に伝えたい

最初に、書いた事とかぶるのですが

中島ハルコに書かれているお悩み相談は、時代を超えて悩んでいくテーマだと思います。

人生には、想定のつかない壁が出てきます。

自分で壁の超え方を、選んで生きていくと思いますが、私は、人間という物は、なにか決断したり、1歩踏み出すまでに時間がかかるし、悩む生き物だと思っています!

考えていたら、無駄に悩まないという人もいるけれど、私は悩む人です。

決断に悩んだ時、なにかしらの意見が欲しい時に、この本は、ある種の痛みを持って背中を押してくれます。

また、20代、30代と年を重ねる毎にわかるリアリティを感じる話が変わっていくのも面白いポイントです。

自分をみつめなおす事は、ある種苦しく痛みを伴いますが、だからこその読後の痛快感と爽快感に繋がっているのではないでしょうか。

いつか、ドラマ化されると思います!

人生に喝を入れたい時に、手にとっていただけると幸いです!

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